今日も夜遅くまで仕事をしていました。
検査機そのものの立ち上げテストをしているのですが、検査対象のワークに同じ構成の回路が二つ入っていて、その導通を調べます。
構成で書くと、A、Bという同じ回路があるとして、
A1 - A2 - A3 - A4 ◯
B1 - B2 - B3 - B4 ✕
という構成になっています。
このうち、Bの回路の導通検査がどうしてもパスしません。接触部分をいろいろ確認してもダメです。なので、一部を入れ替えてみることにしました。
構成として
A1 - A2 - A3 - B4 ✕
B1 - B2 - B3 - A4 ◯
そうすると、OKだったAの回路がNGになり、パスしなかったBの回路がOKになりました。
「おおー、やっぱりB1~B3のところが悪かったのね！」
と思い、いろいろ試していましたが、時間がかかり、夜遅くになりました。
こうなるともう、続けるのも大変だし、明日改めて考える方が良いよなぁ、と思い、仕事を終えて帰ることにしました。
作業場を整頓し、事務所に戻ろうとしながら考えていて、ふと気づきました。
「あれ、不具合は、先の方じゃない？！」
よく考えると、A4とB4を入れ替えたので、不具合はB4にあるのじゃない！
いや、どう考えても、理論的にそうだよね。なんでそんな基本的なことに気づかなかったのだろう！
テンパって疲れていた、としか言いようがありません。それが、帰る決心をして現場を離れたら、自分の間違いに気づいたのでした。
やっぱり疲れていると効率が悪くなるのだなぁ。ダラダラ仕事をしていても意味は無いよなぁ、と改めて認識させられた出来事でした。
