でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

長野県大町市の山岳博物館と、長野市の善光寺に行ってきました。

長野県大町市に「山岳博物館」というものがあります。マイナーな博物館ですが、娘がそこで働き出したので、大町市には何度も行ったのですが、ちゃんと博物館に行く間がありませでした。

岐阜から大町に行くとなると、高速道路を使って、休憩も含め4時間以上かかります。娘との用事を済ませると、もう博物館に行く間もない。という状態だったので、今回は娘の用事は後回しにして、博物館目当てで出かけました。

大町市博物館は山岳に絞った博物館で、ある意味マニアックです。山岳関係も大町・長野が中心なので、日本中に名が知れた人もいますが、全国にはマイナーな人が多い。

しかし、その人たちが関わっていたのは、日本の登山史に重要な足跡の所ばかりで、「おー、ここに関わる人たちが、大町関係なんだ!」と大町の重要性を改めて気づきました。

博物館には「モルゲンロート」という土産物&喫茶店がありますが、そこもすごい。木製ピッケルが展示&販売されているのもすごいし、山岳関係のポスターやらが大量にあるのもすごい。他にも、地元作家のグッズがいっぱいあるのもすごい。

思わずいろいろ買いましたが、博物館見物としては私たちにとってはまだ途中段階でした。

その後、1階の登山史を見ます。説明文を全部読み、ビデオも全部見みました。特に興奮したのは、有名な「ナイロンザイル事件」で、井上靖氏の「氷壁」の題材にもなった、実際に切れた「ナイロンザイル」が展示されていることでした。

「おー!」としか言いようがないのですが、このザイルが残っていることがすごくて、驚きました。私たちが知ったのは後日ですが、当時はザイルの安全性や、使っていた人の名誉もかかり、すごい大論争になっていたものです。

というわけで、たぶん普通は1~2時間で過ぎてしまう山岳博物館を、喫茶店「モルゲンロート」での休憩も含めて5時間近く滞在してしまいました。

翌日、娘は「彼氏と会うから長野に行く」という予定を立てていました。実は娘のフォーマルウェアを買うために来たのですが、「長野で買おうよ。善光寺もあるし」と言われて「善光寺も行ったことはないし、行ってみるか」と思い立ちました。

大町から長野までは、実はそんなに簡単にはいけません。車で1時間ですが、雪が降ったら通れないような所です。今は問題ないので、娘と私の車で別々に出かけて、長野市でフォーマルウェアを買いました。

その後は分かれて、せっかく長野に来たので善光寺に参りました。大きなお堂、戒壇巡りを経て、門前町を楽しんで、帰って来ました。

さすが善光寺。寺も多いし、いろいろ拝観経路もあるし、土産物屋も多いし、時間は短いながらも楽しめました。もっとじっくり時間をかけて来たかったです。

ということで、遠い長野で、自分たちの見たいところを中心に見てきました。山が好き、で一緒になった私たち夫婦なので、山の話題が多いとものすごい盛り上がります。山岳博物館はこれからも常連として楽しむことが出来そうです。ちょっと遠いですがね。