でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

リモートでやりにくい仕事

リモートワークも一般的になってきたようですが、自分の仕事で、リモートではやりにくそうな案件が出てきました。

仕事はラインの設備関係なので、実際の設備を使いながら行う仕事はもちろんリモートでは出来ませんが、そういう直接的なところではなくコミュニケーションのやりにくさの話しです。

先日、海外工場でトラブルが出て、その対策が求められました。まずは日本で再現するかどうか、やってみようと言うことでやってもらったのですが、再現しません。

こういう現象について考える場合のとっかかりとして、いろいろな方法があると思いますが「4Mの要素を考える」という言葉があります。4Mとは「Man(人)、Machine(設備)、Material(部品・素材)、Method(方法)」です。

最初から関係なさそうなものは省きますが、これらの要素について、何か問題になりそうなことはないか?、日本との違いは無いか?、もっと切り分けできることはないか?といった点を考慮しながら、ホワイトボードでわあわあやりながら書いていき、次のアクションを決めます。

これがやりにくい。

ホワイトボードだと、一度に何人もの人が書き込んだり、言葉だけではなく線でつないだり図を書いたり、色を変えたりしてあれこれ議論できます。どこに注目が集まっているかもすぐわかりますし、教えられます。

でも、今のリモートツールでは、機能としては同じような機能があるのでしょうが、ホワイトボードとペンの手軽さ、早さ、マルチな進行を一つのボードで表せる見通しの良さ、などがありません。

これは結構つらい・・・。

こういうのは、たとえば大学や研究所で、ちょっとしたコーヒーブレークなどに「あれってさあ」という感じで集まった人がブレインストーミングをするときにもあると思うのだけれど、たぶんリモートワークではやりにくいですよね。

それとも、ツールや環境に対する慣れの問題なのだろうか? でも、人間の思考スピードについて行ったり、マルチに考えられる人間に合わせたツールというのはなかなか難しいように思う。

先進的なところは、大画面・タッチ入力・マッチしたアプリをメンバーに配って、そういうブレインストーミングが完全リモートですぐ出来るようになっているのかな?

それが、特定の研究所や企業だけではなく、世界中の人とすぐに出来るようになっているようなところがあれば(時差の問題はあるが)、すごい成果が出そう。

どんな環境や情勢でもそれに併せてやり方や考え方を変えていき、チームの良さを引き出せるようなそんな共同体は、どんどん進んでいくのでしょうね。