でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

仮想通貨が本当の通貨にならない理由

仮想通貨があれやこれやと話題になって久しい。

記事もいろいろあるし、技術解説も多いのだが、やっぱり分からない。純粋に技術的なところから入って、投機にもなる、というような理解をすればなじんでくるのかもしれないが、それにも乗り遅れている。

でもちょっと興味があるので、時々記事を読んでいるのだが、仮想通貨が本当の通貨にならない理由、について書いた記事がちょっと前にあって、それが一番しっくりきた。新聞の記事だったかもしれない。

それによると、本当の通貨になるためには、安定が必要なのだという。

もし、通貨の価値がどんどん上がる状況なら、その通貨をずっと持っていた方が得なので、誰もが消費に回さず、市場に流通しない。

一方、通貨の価値がどんどん下がる状況なら、商売人はその通貨と交換に何かを売ろうとは思わない。つまり、その通貨は市場から相手にされない。

なるほどー。

おそらく、超インフレ/バブルの時に実際に起きた経済の状況を元にした分析なのだろう。

いつの日か、現金ではなく仮想マネーが当たり前になるときが来るのかもしれないが・・・、と思ったが、ちょっと待てよ。今でも、振り込みで給与をもらい、カードで支払うなら、現金に全く触らない生活も可能だ。

そのベースは「円」である。

じゃあ、仮想通貨にはどんな利点があるのだろうか? 国と関係ない、権威の裏付けが不要、と言われても、日常の使用レベルでの利点がなければ、理念だけでは人は動かない。

前途は多難なようだ。投機対象としては面白いのだろうが。