先日依頼した、日下部鳴鶴の書額。予定では出来ていたはずだが、今日電話したらまだ完了していない、とのこと。
急ぎではないので全然問題ないが、もう一つの書額もお願いしようかな、と思っていたのは先延ばしになってしまった。
もう一つの方は、先日来たお寺さん(ご縁様)が「滋賀県のお寺の額ですね」と落款を見て話していました。ちょうどよい機会なので調べてみることにしました。
落款に使われる文字は、篆刻体。もしかして文字を画像にしてgoogleで検索すると、解読してくれるのかも!と思ってやってみたが、残念ながらダメだった。
調べると、現代漢字を篆刻にしてくれるサイトはいくらでもあったが、逆はなかなか見つからない。唯一まともだったのが、大阪大学が画像で出している「五體字類」のページ http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/PDF/5tai/index.html だった。
文字の画像から解読するような機能は全くないのだが、篆刻の文字から部首を想像し、漢和辞典を引くように使うには十分で、これですべて解読できてしまった。
結果は、「滋賀県の錦織寺に在籍した木辺孝慈の書」というのが分かった。
おおー!テニスの錦織選手に由来があるのか?!と思ったが関係なく、読みも「きんしょく」のようです。
ネットで検索すると、木辺孝慈和尚の書は 35,000円、という情報も見つかりました。まあ、書は世の中に多いですからね。そんなもんかな。
由来はどうあれ、我が家には大切な書。そのうち、額装を変えることにしましょう。その方が扱いやすくて長持ちしそうです。