昔は早い時期に出勤したりしたこともあったが、最近は朝はほとんど同じ時間に出勤している。同じ時間だと同じ人に会うことが多いが、電車を降りて勤務先まで歩く間にも当然、同じ人に会うことが多い。
その中の一人、脇目も振らずまっすぐ前を見て歩く人がいる。その人と会うのは交差点のこちらと向こう、という状況が多い。こちらとぶつかりそうになってもあちらは避けないので、自分の方から先に避けることが多い。
まあ、このあたりで歩いて仕事に行く人はみなこの人とはぶつからないように歩くのだろう。
毎朝本当に時間ぴったり、交差点で会う。向こうが時間ぴったりなのは近場の家かもしれないからあり得るが、こちらは電車に乗り継いでやってきたところなので、日本の電車の時刻はなかなか正確だと言うことがこれからもわかる。
ただ、列車は時々遅れることがある。遅れて着くと、その人にもっと手前で会うことがある。「やっぱりこの人はいつも同じ時間に歩いているのだなぁ」というのがよくわかる。
毎朝必ず合うので、本当に「時計代わり」となり、今日は早いのか遅いのかいつも通りなのか、時計を見なくてもわかるのでなかなか便利だ。
まあ、挨拶するわけでもないし、相手も「こいつはいつも一緒の時間だな」と思っているかもしれない。いつまで続くのだろう？
ここに書いておくと、いつまで続いたかわかりそうだ。
