でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

サービスクーポンをけちると店の評判は落ちると思うのだが・・・

先日、ご近所飲み会で、岐阜市玉宮町のお店に行きました。

あらかじめ飲み放題で5000円のコースを予約していたのですが、よくあるタウン情報誌に500円の割引クーポンが有ったので、幹事さんが切り抜いて持っていきました。

最初に席について、コースを始める前に「このクーポン使えるのかな?」と差し出すと、

「あ、あらかじめ5500円の料理を用意してありますから」

何のことを言っているのか分からなかったので、「え、クーポンはどうなるの?」と聞いたら、

「5500円の料理を5000円にさせてもらいます」

そこでやっと、何を言いたいのかは分かったのだが、

「いやいや、申し込むときは5000円のコースを申し込んでいて、クーポンは今初めて出したのだけれど」

「ですから、5500円の料理なので、500円引きで5000円です」

「そんな値段で予約なんかしなかったけれど」

「大丈夫です。5500円のコースになっていますから」

相変わらず「何を言ってんだこいつ?」と思ったが、平たく言えば「クーポンは使えません」と言うことなのだろう。

どうせ使えないなら「すみません」とか言えば良いのに、恩着せがましく「5500円の料理を5000円にしていますから」という言い方が気に入らない。

ではどう言えば良かったのか?

「申し込みの時にクーポンを使ってもらわないと」と言う店なら、申込時にクーポンをちらつかせれば、5000円のコースで4500円分の料理しか用意してもらえなさそうだ。

「すみません。コース料理ではクーポンは使えないんですよ」と言えば、単品料理を食べに来たときには「すみません。コースでしか使えないんですよ」と言うのだろうなあ、と思われてしまう。

「先着100名までなんですよ」というのは良い手かもしれないが、本当にそう書いてない限りは、客に逆襲されるだろう。

「すみません。代わりにこれサービスさせてもらいます。」というのは「それは最初からつきものなのじゃないの?」と思われるだけ。

んー、客に不信感を抱かせずに、クーポンをけちるの無理そうだ。店にとっては評判を落とすだけだと思うのだが。

結局その日は、言い合いするのも面倒なので、クーポンはなかったことにし食べて飲みました。料理はなかなかおいしかったのだが、もう二度と行くことはないでしょう。