あれやこれや、いろいろ批判されてはいるが、私はNHKが好きである。他の局に真似出来ない、派手ではないが美しかったり役に立つ番組を作ってくれる点は一番優れていると思っている。大科学実験や美の壺、という番組は定番ではあるが何度見ても面白くて、このブログでも何回書いている。
そんなNHKのミニ番組の一つに「ドキュメント72時間」というのがある。特定の一つの所にカメラを持ち込み、そこに集う人々を映し出す物だ。
何か面白そう、ということで一昨年まとめて見たのだが、あまり私の感性に合う物ではなかった。
どちらかというと、職人伝や電子日本の自叙伝のような、エキスパートを追った番組かと思ったが、有形無形の人々に対し話を聞く番組だった。
実はいろいろな人が集まって来て、そこに面白さを見いだそう、という主旨だと思うのだが、結局「世の中にはいろいろな人がいるね」という結論に終わってしまうように思う。
この年末年始に、反響の大きかった10作品を上映するスペシャルプログラムが組まれていた。その1つを今日見たのだが、んー、何というか、やっぱり「世の中にはいろいろな人がいるね」を脱していなかったとしか言いようがない。
家族はこの番組を好きみたいだが・・・。自分にとっては「そりゃ世の中いろんな人がおるに決まっとるわな」としか言いようがないというか、それ以上何かが見つかるとは思えなかった。
ということで、やっぱり見ない事にしました。また別に面白い番組を作って下さいね。NHKさん。