でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

よそと同じがよい、という時代ではないのだが。

政府与党の提出した戦争方案は今週中にでも衆議院強行採決されそうである。

この法案の議論や先の特定秘密保護法の議論の中には、よその国にもあるとか、よそもやっている、というのもあったように思う。

今の民間企業は、仕事のエリアが世界中に広がってきている。そんな中で、よそと同じことをやっていては負けてしまう、という危機感を持っている。よそと同じ物を作っていては、人件費の安い国に負けてしまう。ITサービスも儲かるのはトップ企業とせいぜい二番手まで。三番手以下に居場所はない。

「うちの強みは?」「よそにはできない事業は何だ?」と一生懸命探りながら日々努力している身からすると「よそと同じが良い」「よそもやっている」という考えで、国際社会の地位を保てるとは思わない。

しかも、外交と言えばアメリカ追従一辺倒だし、政治体制は隣の国を真似ようとしているようにしか見えない。

せっかく「日本ってすごい」という情報を必死に集めているのに、そのすごみも自己満足に終わり、いかすことは難しそうだ。

まあ、最近の「日本ってすごい」というのを見たり聞いたりすると、日本らしい奥ゆかしさも謙虚さも感じられないから、別物なのかな。