でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

「昭和を彩った和傘たち」展に行ってきました。

岐阜県関市の百年公園内にある岐阜県博物館において「昭和を彩った和傘たち」展が開かれたので行ってきました。主催者は、和傘講習会でもお世話になった方です。

会期は7月20日までですので、ぜひお越し下さい。

百年公園に行く事自体も10年ぶり?20年ぶり?ぐらいです。苔むした街路樹の並木は、歩いて行く人だけが楽しめる景色です。ちなみに今は駐車場無料になってはいるのですが。

博物館入り口にも、展示会の案内が掲げられていました。

中に入ると本当にいろいろな傘が展示してあります。こちらは踊り用和傘で、薄い絹の布が張ってあるため、役者の顔が透けて見える、という趣向です。

羽二重傘の、重みも感じる上品さ。

蛇の目傘ですが、こんなしゃれた模様が入った傘を差すと楽しいでしょうね。

模様と言えば、わざと同心円を外すのを「月奴」と言うそうなのですが、こういう傘は粋な人が差すのでしょうね。

折りたたんだときに現れる傘骨の表側には漆を塗るのですが、その漆に絵を施したり模様をつける技法があるのを初めて知りました。畳んだ時にもより美しく、という「美しさを追求する心」ですね。

傘を差したときに差した人だけが見えるかがり糸も、手をかけるとそれだけ美しくなります。こちらは結婚式用の寿傘。

そこまで行かなくても、ちょっと色を変えると楽しいです。

ということで、本当にいろいろな和傘が展示されていました。


他には和傘の説明が色々あります。各構造の名前は大体覚えたかな。

製造工程も資料では覚えましたが、傘講座では全部体験出来るわけではありません。

模様の名前は勉強になりました。傘の種類を覚えるためには必須ですね。

一通りじっくり、説明も全部読んでから、写真撮影OKだったので写真を撮って回りました。和傘の構造や製造工程も次第に分かってきたので、実物を見ればその丁寧さや難しさもそれなりに想像がつきます。

傘講座では全工程をやるわけではないので、竹の扱いなどもやってみたい気がします。もっと和傘のことを知りたくなって来ました。