先日、中日新聞に、ムハンマドの風刺画を掲載したことに対するお詫び分が載った。
なんか、それを読んで違和感を感じた。一つは後から謝るなら掲載すべきではないだろう、ということだし、掲載した以上、謝るべきではないという「言論の自由」を進める覚悟のような物が感じられなかったことだ。
その記事を見たら、「Je suis Charlie」と掲げるフランスの思いが少し分かった気がする。彼らは、絶対的な価値観を掲げた上で、その後折り合いを付けるのがやり方なのだろう。それに対して私達は、謝るべき時は謝るが、絶対的な価値観を掲げられない、作れないということかもしれない。
まあでも、日本は自分を基準とした絶対的な価値観(例えば日本は無条件で素晴らしい、などといった価値観)を掲げるのは合わないし、掲げない方がうまくいくと思っているので、ちょっと複雑な気持ちである。