でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

Je suis Charlie と掲げる気にならんなあ

先週起きたフランスでのテロ。卑劣で悲惨な事件だったが、その後ヨーロッパで非常に広範囲の反テロデモが起きた。

しかし、自分はあまり「Je suis Charlie」とここで掲げる気にはならない。大上段に不寛容な正義を振りかざすようないやな雰囲気を感じるからだ。

以前「WeAreAllMonkeys」というエントリーを書いた http://d.hatena.ne.jp/assoman/20140503/1399119802 。このときはすなおにその運動に賛同できた。「彼がサルだと言うのなら、おれもサルだ」というへりくだった雰囲気が、私に合っていたのだろう。そういうスローガンなら掲げたいのだが。

起きた事件の悲惨さや卑劣さからいえば、ユーモアや茶化す雰囲気の言葉ではとても向き合えないのは確かなので仕方が無い面もある。日本で起きたら私もデモに参加するかもしれない。

だが、表現の自由は大切であるが、ヨーロッパでもありとあらゆる自由を認めているわけでは無いはずだ。ナチズムに関する表現などは制限されている。表現の自由はそんな、ナチズムを許さない価値観、などに支えられている面がある。

その出版社のイスラムを風刺する記事も批判されていたという。自らたしなめるような価値観はあるのだろうが、それが今後どうなっていくのか。弱小出版社を襲うような過激派はイスラム世界から閉め出されていくようになるのか?

掲げるのは別のスローガンであってもよいように思う。