でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

萩は萩でも

月見と言えば、昔から団子とススキと萩、と相場が決まっている。団子は昨日、なぜか仏壇に供えてあった。ススキが生えるような野原はいつもの行動範囲では思いつかない。ただ、萩のような花は、通勤途上で咲いている。

小さくてピンク色のその花は、萩のようにも見えるが、そもそも萩の花を忘れてしまっていて、確定できない。毎日見るのだが、「なんだろうねぇ。でも月見には合いそう」と思っていた。

今日になって、ひざ痛でゆっくり歩いていたこともあり、しっかり眺めてみた。すると、花だけではなく実もなっている。小さい三角形の実が連なってなっている。衣服にくっついて面倒になる実、「ヌスビトハギ」である。

実(み)は「ひっつき虫」とか「ひっつきボウボウ」として有名であるが、花がこんなに可憐な物だとは知らなかった。月見に飾っても良さそうだが、実の事を考えると、ちょっと遠慮してしまう。

しかも、気付いてみると、あちこちにヌスビトハギが生えていて、かなりの茂みを作っている。そこをもし間違えて歩いてしまったら、ものすごい量の実が付きそうである。

ほんのちょっと、これくらい着くならまあ許せるが
http://d.hatena.ne.jp/assoman/20120924/1348497193

まあ何はともあれ、萩ではない萩の赤い花を見つけ、実が付くから近づかないように、と気付いただけでも秋の気配を感じたことになるのだろう。