でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

和傘が来ました。

先日の和傘作り講習会 http://d.hatena.ne.jp/assoman/20140713/1405243233 で作成した和傘が仕上がったので、先日受取に行ってきました。

これで和傘は3本となりました。

一番左側の緑色が今年作成した和傘です。右の赤紫色が昨年夏つくったもので、後の赤いのが、今年の1月〜3月にかけて作った物です。夏に作った傘は骨が36本で、1月作成の物は44本。後の傘の方が大きいのですが、広げて並べただけではよく分かりません。

立てて比較すると、その大きさの違いがよく分かります。

現在実際に使っている傘は、後の赤い傘です。小さい方の傘は大柄な私には少し小さく感じます。とはいえ、36本傘は2本になったので、惜しげなく使えそうです。

引き取りに行ったとき和傘の価格の話を少ししました。ちゃんとプロが作った物で、シンプルな蛇の目傘が約15,000円から。柄が凝っていたり手がこんでいれば、だんだん高くなっていきます。現在土産物としてそれより安く売られているものは、中国製なのだそうです。細かい所の質が違うのだとか。

とはいえ、今はほとんど普及していない和傘ですから、並べて比較しないと普通は違いが分からないのだそうです。私も見せてもらいましたが、確かに並べないと分からない・・・。

NHKの番組「イッピン」では、伝統工芸が新たな用途や表現を見つけて続いていく、という例がたくさん出てきますが、和傘は素材開発ではなく複合技法なので、他の用途というのもなかなか難しいかもしれません。

何か新たな技法や表現を作れると良いのですが。

まあ自分の傘は土産や記念品ではなく、実際に使ってみたくて作ったものでもありますから、本来の用途で活躍してもらうとしましょう。