フィリピンの出先に出向く途中、とても高い山が見えてきます。平野からすくっとそびえ立つその山は、前から気になっていました。
フィリピンは火山国でもあり地震国でもあります。山が多いかどうかはよく知りませんが、自然のバラエティが豊で高い山もいくつもあるように思います。そんな中で毎日見るこの山は、なかなか刺激されます。
平野からそびえ立ち、急峻な峰や尾根が有り、全体が木々で覆われて、なおかつ雲に覆われている事が多く山頂はなかなか見えない、というところが、元山屋の私には大いにそそられます。
高さはおよそ2000メートルぐらいでしょうか？（1090mだそうです：2014年10月13日訂正）。見た感じ、岐阜と長野の県境にある「恵那山」にちょっと雰囲気が似ています。ただ裾があまりなく、それだけ急峻なように思います。
手元の地図で調べると、名前は「Mt.Makiling」。マッキリー山でしょうか。古い火山かもしれませんが、今は全く活動していないように思います。高さは残念ながら地図には書いてありません。
行くとき、帰るときにしっかり見えるこの山は、ある意味私にとってフィリピンを象徴しているように思います。おそらく来るたびに「あー、見えたなぁ」「今日も一日、ご苦労様だったなぁ」と思わせる、シンボルになるのでしょう。
