土曜日・日曜日と、和傘教室二日目・三日目でした。
二日目は張りの作業です(紙を貼るのだが、「貼り」と言わずに「張り」と言うそうです)。軒紙・中置き紙・平紙、天井紙など貼る紙は多い。それらを手ほどきを受けながら、一つ一つ張っていく。
昨年夏にやったところなので、説明とその時のメモを見ながら進めて行くのだが、昨年とちょっと違う所もある。傘の作り方は細かい所は人によってやり方が違っていたりするそうだ。
そんなことより、気負いすぎたせいか力が余ってしまい、軒紙と呼ばれる傘の縁に張る紙がヨレヨレになってしまったり、
平紙を折るときに破いたり、
なかなか悲惨な状況です。それでも岐阜市和傘振興会の方が直してくれて、何とか形にはなりました(してもらえました)。
ここから絞り込んで細くするのは、和傘振興会の人がやってくれました。絞りが終わった状態で閉じてすぼめると、平紙が螺旋状に中に収まり、なかなかきれいです。
この状態でしばらく置いて、後はのりを塗ったり、油や漆を塗ったり、形を整えたりするのですが、それも振興会の方がやってくれます。
和傘教室はもう一回あり、その時は傘の骨の間に糸を通す「かがり」と呼ばれる工程を行い、完成となります。
昨年作った傘は骨が36本ですが、今回のは44本あり大型なものです。昨年の傘はまだ実際に雨の中で差したことがありませんが、今度の傘はより実用的なのでぜひ使ってみたいです。