でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

行儀がよい?形式的過ぎ?

毎年恒例の、岐阜県海津市平田町にある千代保稲荷神社(通称:おちょぼさん)に参ってきました。

ぎゅうぎゅう詰めで行列に並んで、入場制限に従い団子になって入りながら、油揚げとろうそくとお賽銭を捧げるのですが、今年は本殿前の様子がちょっと違いました。

このお稲荷さんでは、お賽銭と一緒に油揚げを投げ入れるのが習慣です。例年は、お参りする人で押し合いへし合いのため、回りじゅうからお賽銭や油揚げが投げられるのですが、今年は正面に並んだ人達は、順番をきちんと待ってから投げ入れていました。

私などは背が高いので、後ろからお賽銭や油揚げを頭にぶつけられることがよくあったのですが、今年はその心配がありません。とはいうものの、順番を待っているうちに「何でこんなに行儀がよいのだろう?」と不思議に思ってしまいました。

神社や仏閣にお参りする事がブームになり、二礼二拍一礼の作法が普及してきたのかも知れません。ちゃんと順番を待って参る人が増えたのはよい事なのかも知れませんが、何か、私には違和感があります。妙に形式ばって形にこだわっているのでは・・・?

とはいえ、私も列に並んだらそれを崩してまで投げ入れることをしなかったので、回りの動きに無意識に従ってしまう日本人的特性の現れなのかも知れません。

でも、回りじゅうから油揚げが飛んでくる参りかたの方が、活気があって楽しかったですがね。正月なので一般のお参りの人が多かったのかも知れません。ここは商売の神様なので、普段は元気な商売人が多く、そんなときは昔通りかも。

それでも、横から参ろうとする人は例年通り遠くから投げ入れていました。私も来年は横から投げ入れて、活気あるお参りをしたいと思います。