でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

コーヒーと豆

東海地方の喫茶店文化に、朝、コーヒーの価格でパンや卵や、他にいろいろ朝食が付く「モーニングセット」という文化がある。これはそれなりに有名になったように思うが、もう一つ、東海地方(もしかしたら名古屋・尾張・岐阜といった濃尾平野だけかもしれないが)の喫茶店文化に、「豆が付く」というのがある。

豆と言ってもコーヒー豆ではない。お菓子のグリーンピースとか、アーモンドやナッツとか、ちょっとしたあられなどだ。小袋入りだったり、小皿に載せたりして、モーニングタイムが終わるとコーヒーと一緒に出てくることが多い。

スーパーのお茶・コーヒー売り場がちょっとした椅子を設けてコーヒーを飲ませてくれる事がある。紙コップ入りなのだが、そんなところでもちゃんと豆が付いてくる。「あそこは150円で豆が付いてくるで偉いもんだ」となるわけだ。

土曜日、「たまにはちゃー行こか?」とへばちゃんと喫茶店に出かけた。へばちゃんがパートを始めてから、時々空き時間に喫茶店に出かけるらしく、喫茶店談義になったのだが、

「友達と結構喫茶店いくこと増えたねー」
「へー、どんなとこ行くの?」
「このところ行くのは、ほら、あのー」
「え、チェーン店?」
「そう、えーっと松葉じゃなくて、よくある、豆の付かん所」
「ああ、コメダね」

豆が付くか付かないかで店が分かってしまう。このあたりの喫茶店の特徴です。