台風が来たり過ぎる頃の朝は、必ず早く出かける。通勤電車が大幅に遅れるかも知れないからだ。すでにＪＲは今朝は間引き運転する、と宣言している。こういう時のＪＲは公表された情報以上に混乱することがあるので、今朝は名鉄を使って仕事に向かった。
名古屋駅に近づくころにふと西の空を見ると、虹が出ている。ほぼ半円で端から端までくっきりとした見事な虹だ。虹の外側の副虹もはっきり見え、その色の並びが主虹とは逆なのも確認できた。これほど見事な虹は過去見た覚えがない。
駅に付く頃には雨も上がり、空は晴れ間が広まっていた。残念ながら虹は消えていた。
そんな置き土産を残した台風26号だったが、伊豆大島では甚大な被害を出していた。記録を見ると極端な集中豪雨である。
美しい虹を架けたかと思うと、恐ろしい豪雨も起こす。どちらもたまたま環境が揃ったから起きたことなのだが、あまりにも違う自然の顔である。
やはり自然は人にはコントロール出来ない。それを目の当たりにした。
