私の姉は体が悪い。立ったり座ったりが不自由で、以前はソファを利用して立つことが出来たが、最近はそれも大変になってきた。
ということで、先日岐阜市障害者支援センターに行き、いろいろと話を聞いてきた。足が不自由な人が立ったり座ったりするための昇降イスもいろいろあるのだという。福祉用具を扱う業者を紹介していただき、試用させてもらうことにした。
最初に紹介してもらったイスは悪くはなかったが、一番下げてもそこにお尻を載せるのが大変だし、どかっと座ると動いてしまう。もっと下がって、なおかつ頑丈な物はないか？、と聞いてみると、そういうのがあるという。
しばらくしてその昇降イスがやってきた。使ってみると、座った状態からも乗れるし、立った状態から「ドン！」と座ってもさほどぶれない。クッションは貧弱になるがなかなかよい。
ということで、それを購入することにした。岐阜市の福祉政策で、生活に必要な器具を買う場合は補助が出る。それを利用したら数万円自腹を切るだけで、20万円以上の椅子を買うことが出来た。
実にありがたいことだ。日本の福祉は完璧とは言えないのだろうが、いろいろ揃ってはいるのだろう。私も勉強不足だったから、もっと学習しなければ。これからの姉の体調をにらみ、もちろん我が家の「高齢化」も考えながら、折に触れ知るようにしなければ、と思う。
