勤務先に植わっている木で、今、白い花が咲いているものがある。私より少し背が高く、全身真っ白になっている。清楚な中にも華やかさも感じる、不思議な木である。
「何て名前やろう？」と思っていたら、先日の中日新聞日曜日に載っていた。「ヤマボウシ」というらしい。山伏や修験者が被る白いずきんに様子が似ているから、だという。弁慶の被り物を想像すると良いか。
記事には「ハナミズキと近縁の種」と書いてあった。言われてみるとハナミズキと構造がよく似ている。花びらと思っている物は実はがくか何かだろう。調べてみると「総包片」というらしい。
ＪＲ岐阜駅前にもあるがこんなに花はついてない。１日の始まりを元気づけてくれるように迎えてくれるヤマボウシだが、昨年までは気付かなかった。
これから毎年、アジサイの終わる時期にアピールしてくれそうである。
