先日の中日新聞夕刊に、国府宮のはだか祭りの記事が載っていました。
国府宮というのは、愛知県稲沢市にある神社で、毎年旧暦1月13日に行われる「はだか祭り」が有名である。ふんどし姿の男たちが押し合いへし合いしながら、「神男」に触ろうとする。触れると厄を落とすことが出来る、ということで、厄年の男性を中心に数千人がもみ合う勇壮な祭りである。
西尾張地方では地域社会に根付いた祭りとなっている。結婚して愛知県一宮市に住んだとき、祭りのお下がりである「なおいひも」というのがどこからともなく回ってきた。岐阜で見たことはなかったので、地域への影響力の大きさに驚いたことがある。
一度見てみたいものだと思っていたので、愛知県一宮市出身のへばちゃんに「見に行ったことある?」と聞いてみたら、
「行かへんて!。あんなん酔っ払いの集まりだがね。」
そう言われると身も蓋もない。見に行く気は失せてしまった。しかし、はだか男たちは長い間押し合いへし合いしながら待つわけだし、祭りに酒はつきものだからねぇ。
ところで中日新聞の記事というのは、はだか祭りを地元のケーブルテレビ会社が初めて「生中継する」というものだ。勇壮な祭りの生中継はすごく見応えがあるだろうと思うが、問題がある。祭りの主役「神男」は一糸まとわぬ姿で登場するので、放送倫理に引っかかるものが映ってしまわないだろうか?
んー、そんなんたぶん映らへんて。映ってもまずわっからへんがや。
何はともあれ、いつかは見に行きたいなぁ。あきらめないでおこう。