本を買うと帯が着いてくることが良くある。
新刊だと大体着いてくるのは分かるが、ちょっと前の本でも着いてくることがある。勤務先の出入りの本屋から購入しているのだが、そこも版元の在庫から取り寄せているのだろう。店頭に並んでいた頃の帯がそのまま着いていると思われる。
この帯が嫌いなのである。電車の中で本を読むときに滑って持ちにくいことこの上ない。もちろんすぐ外す。本当はカバーも嫌いなのだが、外すときもあれば、書名が分からないよう裏返してかぶせる事もある。
何で帯なんて着いているのだろう・・・と思うが、宣伝のためには違いない。ベストセラーだとその時々で帯を替えながら新鮮味を出すのかも知れないが、私が買う本にはその手の物はない。せいぜい数版ぐらいにしかならないのだから、表紙に印刷してしまえばよいのに、と思う。ごちゃごちゃするが、持ちにくいよりはよい。
思うに、色々と業界のルールがあって、それに則ると「帯」ということになるのだろうなぁ。
古本として売る場合は帯付きの方が高く売れる、というが、今更そんな「大作家」が日本に生まれるとは思えないし、ブックオフとかだと無縁だろう。
ということで、帯は捨てられる運命にある。今日も新しい本を読み出したが、帯は一度も目にすることなくゴミ箱に行ってしまった。