でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

狭いけれど、もうあとわずかかも。

我が家は築30年以上の家を改築して使っているため、間取りが細かく分かれている。キッチン付きダイニングが八畳間ぐらいだろうか?。今風の広いLDKがある家と比べると、ずいぶん狭い。

岐阜に戻る前は団地サイズのコーポだったので、テーブルも4人用だ。家族が5人になってもいすだけ追加して使っている。不便ではないが、狭いのは確かだ。

そんな部屋に子どもたちが集まってくる。テレビを見たりゲームをやったり、絵を描いたり勉強したりするためだ。子どもたちの部屋は2階にあるのだが、そこよりダイニングの方が居心地が良いらしい。

PCを持ってくることもある、私のPCは2台あり、どちらもノートパソコンなのだが、娘たちに占領されている。それをダイニングに持ってきて音楽を聴いたり動画を見たり、ウェブ小説を書いたり(!)しているらしい。

息子が先日自分用ノートPCを買い、3台になった。週末は自分が会社のノートPCを持ち帰るので、4台になる。

先日その4台がテーブルに集まり、おのおの好き勝手なことをやっていた。さらにへばちゃんがテーブル向こうのテレビを見ていたりして、集まっているのに全員違う画面を見ている、という異様な状態になってしまった。

さすがに家族の会話をメールでやりとりしたりはしないが。

異様なんだけれど、自分の部屋に閉じこもって何かをずっとやっているということはない。親父に向かって「見ちゃダメ!」とか言いながら自分の部屋ではやろうとしない。ふと考えると、同じ部屋にいながら勝手に違うことをやっていて、ときどき話をしたり、というのは昔ならどこにでもある光景(家が狭いから)だったようにおもう。

しかし、あと数年もしないうちに、子どもたちは世界を広げていくだろう。人生の中で家の占める割合が減っていく。家族がこんなにぎゅうぎゅう集まって「狭いが〜!」と文句を言えるのもあとわずかだろう。

この集まりが、子どもたちにとって「家族の原風景」になっていくのだろうか。