過去の夏として記憶に残るのは、1993年の冷夏の夏、2010年の猛暑の夏などだが、おそらく記憶に残ることになるだろう夏がもう始まってしまった。
月曜日には朝寒くて長袖を着ていった記憶があるが、木曜日からかなり暑くなった。金曜日も同じように暑かったが、帰りは早めに終わったので日が出ているうちに隣の隣の駅まで歩いて帰ることにした。
とは言うものの夜になっても気温が下がらず湿度も高い。「熱中症対策が必要そう」ということで、出発前にお茶をいっぱい飲んで歩き出す。
日はかなり傾いていたが蒸し暑くて、いつものようには歩けない。リズムは落とさないにしても歩幅は小さくして、体温を上げすぎないよう気をつけて歩く。それでもちょっと頭がボーッとするような感じだったが、20分もしたら気分は良くなった。
そこまでしなくても、と思うが、夏場は本当に歩けなくなるので、今のうちに稼いでおきたい。昨年の６月は1日１万歩ペースを守れなかったが、今年は行けそうなのである。
日が完全に落ちてからはペースも上がってきたが、さすがに真冬ほどは上げられない。
そんなとき、この私を軽々と抜かして歩いて行く人がいた。私より背が低いが、大股でさくさく歩きながら後ろから来て前に歩き去っていった。自慢じゃないが、歩いていて人に抜かされるなんてほとんど記憶にないことである。
この私を抜き去るなんて、許さん！ （いやいや、無理しちゃダメだって）
強力なライバル現る！（相手は気にしてないって）
いつかは必ず抜き返してやる！（もう会わないって）
でも今日は、暑くて歩く気になれませんでした。
