でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

性(さが)

日記を書く間もないほど忙しいと、一日の歩数も少なくなる。今週月〜木は全く余分には歩けず、一日一万歩には大分足りない。

金曜日には歩こうと思い、ちょっと早い時間(といっても21時ごろだが)に歩き出す。どうせ歩くだけではなく、途中にある本屋に寄ろうと考えた。その本屋は歩いていくと裏口から近づくことになるのだが、猫の鳴き声が聞こえてきた。

そのまま通り過ぎても良かったが、ひたすら鳴いてかなり気になる。おまけに一匹ではなく、複数の猫が鳴いているのが分かった。

「もしかして猫の夜の集会?」とも思ったが、時間的にはまだ早い。でも本屋の駐車場の奥まで入り込み、さらに柵の近くまで行ってみて初めて分かった。親猫が子猫を育てているのである。

私が覗いた時、親猫はこちらに気付いてにらみ返してきた。周りをちょっと大きくなった子猫たちがウロウロする。母親はにらみ続ける。こちらも負けずと視線を固定するが、勝てるはずもない。

結局負けて逃げ帰ってきたが、猫の鳴き声が複数聞こえた時点で、私としては確認するまでとてもそのままにはしておけなかった。

「おや?」っと思った時にそのままにしておけないのは、別の場でもあった。勤務先は建屋がいくつかあり、その間の地面を歩道や車道が繋いでいる。そんな歩道の隣に芝生エリアがあるのだが、そこのマンホールのふたが開いていたことがある。

そこは普通なら入らない場所で、歩道より一段高くなっている。だから何も気にしていなかったし、マンホールがあることさえ気付いていなかった。開いていて初めて気付いたようなものなのだが、気付くと、覗かずにはいられない。

歩道から少し外れるから、わざわざ歩いて行って覗かないと中は見えない。だからそうしてみた。中は電線を通すようになっていて、底には水が溜まっている。しかし、それ以上でも以下でもない。

そうは予想できたとしても、覗かずにはいられないのだ。もちろん他に覗く人など皆無なのだが。

以前、「テロに巻き込まれそうな癖」 http://d.hatena.ne.jp/assoman/20101117/1289999754 で書いた「臭いを嗅ぐ」ことも習性となっている。マンホールの時も臭いを嗅いだのはもちろんである。

こういった行動、ちょっと違うだけで確認せねばいられない体質。これはもう、自分の「性(さが)」としか言いようがない。

ところで、この「性(さが)」をあなたが持っているかどうかを判断する簡単な方法を思いついたのでぜひやってみて欲しい。

「柵や塀に『ペンキ塗り立て』と書いてあった時に、あなたはどうしますか?」

「必ず触ってみる」という人は私と同じ性(さが)を持っています。