でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

人ごととは思わないこと

震災の話は、新聞のトップ面には必ずしもならなくなって来たが、3面にはまだまだ記事が載る。明るい記事もあれば、辛い記事もある。

震災時の生死を分けた避難の話や、大川小の悲劇や、親が行方不明になった話は読むのは辛い。また、福島から避難した人への差別や、がれき受け入れに対する拒否反応など、「そんなんでいいの?」と思える記事もある。

しかし、私は被災したわけでもなく、東北に親戚もいない。電力や物資で一切困ることもなく、普通に暮らしている以上、いくら辛い話を聞いても、例え面会したとしても、それを共有できるわけではない。

それでも何か自分に出来ることはないか、時々考えていたのだが、思いついたのは「人ごととは思わないこと」だ。

限界はある。身の回りにがれきの山もないし、被災した人々がいるわけでもない。しかし、東海・東南海地震の可能性は高くこそなれ低くはなっていない(さらに予知できない可能性も高まった)状態では、色々な情報を元に、人ごとと思わず対策していくことが、ある意味自分に出来ることの一つだろう。

人ごととは思わなければ、福島の人への差別心も起きないだろうし、がれき受け入れに対して拒否反応も起きないだろう。

以前書いた「目をそらさない」http://d.hatena.ne.jp/assoman/20110313/1300035172 に続いて、もう一つ心構えが出来た。出来るだけ長持ちさせていきたい。