でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

声をかけること

ジンチョウゲが咲いてきました。でもまだあまり香りません。今日はかなり寒かったので、そのせいかもしれません。もっとも日差しは強くなってきたので、朝歩くのも気持ちが良くなってきました。日が当たれば温かいです。

モクレンもツボミがほころびだし始めました。勤務先のすぐ近くにある、何の特徴もない裏道が、この時期だけ街路樹が真っ白になります。だれがここにモクレンを植えたのか?。きっと春のこの時期だけでも「輝くように」と、植えたのでしょう。

いつも見ている日経ビジネスオンラインも、今は震災記事一色だ。その中で読んで「いいな」と思った記事があった。女性コラムニストの方が、茨城県水戸市で震災にあった話だ。駅で列車を待っている間に揺れが襲ってきたという。

ホームから落ちそうになった時に周りの人にかけられた言葉。まだ全く情報がない中で、誰かが「仙台では震度7だ」と叫んだ言葉、トラックの運転手やタクシーの運転手さんにかけられた言葉、それらが、不安に落ち込んでいる自分の気持ちを引きずりあげてくれたのだという。

声をかけること、その大切さを強調されていたが、それはこのような場ではまさしくそうだし、本当は日常でも大切なことだろう。おそらく「言葉」は人間の本能で、震災時のような不安な時は本能からだれかれともなく「声をかける」行動に出てしまうのだろう。でも、日常でその能力を押し殺してしまっているとしたら、きっと良いことではない。

しかし、ことばの力も、忍耐の限界を超えたら、役に立たないかも知れない。またそのような状況に陥っている人もいるだろう。少しでも早く、孤立した人々が救出されることを祈る。日本の大半の地域は皆さんを応援出来るのだ。

帰り際、岐阜では少しだが雪がちらついていた。この時期の雪は珍しい。日が当たれば温かいが、夜は寒い。もうすぐ彼岸である。早く寒さは遠のいて欲しいものだ。