今回の中国出張は、ほとんど「見学」というか、4月から受け持つ製品生産のラインを見に行くだけ、というもので、はっきり言って気楽です。で、もう明日早朝には帰ります。
とういわけでひたすら見ながら、写真を撮って、全く分からないところだけは周りに聞く、という仕事でした。いやー、楽だけれど、「成果は?」と言われると困りますが。
私の勤務先は中部以西の人が多く、東北出身の人はあまりいなかったようです。なので、安否確認で家族が巻き込まれている、という話も聞きませんでした。それは一つの幸運でしたが、仕事で必要なものやら事やらは、日本全体に関係せざるをえません。
地震後初めてのフルな営業日を迎え、いろいろな製造メーカーの可動状況を集めたメールなどが入ってくるようになりました。
当然、東北地方に工場を抱えた企業も多く、見通しが不明なところが多数あります。それも仕方がありません。まだ孤立して救助されていない人もいるのですから。計画停電も読めないでしょうし。
幸い東海の企業は被害がほとんど無いので、やれることはどんどんやらなければなりません。節電もそうですが、西日本で節電しても、あまった電力を東に伝えるのは周波数の違いが大きなネックになるそうです。
たしか、周波数変換を行い電力供給を出来る施設は日本で2ヶ所ぐらいしかなかったはずです。そこの容量を超えた電力は送れないわけです。
んー。なんか悔しいが、他に出来ることもあるでしょう。ちょっとでも確実性の高いことを進めていくしかないですね。