ヒッポファミリークラブのホームスティでは、交流前に互いの家族構成や趣味、やりたいことを書いた調査票を交換する。アレクセイ夫妻はどちらもスポーツ好きと書いてあった。「スキー、プールに行きましょう」と書いてある。スキーは準備しようがないが、プールは行くかも知れないから、水着やゴーグルを持っていった。
ハバロフスクについた翌日にはさっそく、「ヒロユキさん。プールに行きますか？」と誘われる。「ダー！」と答えると、続けて「ヤネのあるプールがいいですか？ ヤネのないプールがいいですか？」と言われる。
屋根のないプールって、もしかして屋外のこと？ もしかしてＪＯのロシア交流状態になること？！ 実は年末から咳が続いていて、体調が万全ではなかった。それでも根性でプールには行こうと思っていたのに、さすがに屋根のないプールは無理だ。「屋根のあるプールに、パイジョン！」と慌てて答えておく。
２５ｍプールは深く、水温も冷ため。「こりゃちょっと大変なことになったなぁ」と思いながらも、２往復しては休み、２往復しては休む。実際に泳ぐと思ったより寒いことはなく、震えたりもせずに済んだ。
他に客はいなくて、隣にあるジムもガラガラ。どうも年末はまだ仕事が休みの人が少ないようだ。40分ほどプールにいて、上がって服を着るとポカポカしてきた。思ったよりプールで泳ぐのは楽しいものだ。
プールの隣の建物は「スヴェータのびよういんです」とアレクセイは言う。大学が近くにあったりして、文教地区？のようなところだったようだ。
