でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

未来予測レポート

日経新聞と言えば泣く子も黙る?経済関係の全国紙だが、そこは出版物や定期刊行物もいっぱい出している。いわゆる「日経○○」という雑誌だが、その一誌を定期購読している。

たぶんそれがらみで送ってきたのだと思うのだが、「日経未来予測レポート」のダイレクトメールを送ってきた。これから15年先、2025年までを予測して、「どのように行動したらよいか?」を指し示そうという野心作だ。

まずはキャッチコピーとして「過去の延長上に未来はない」という文字が入っているが、冊子はいくつかに分かれていて「自動車産業」「エレクトロニクス産業」「エネルギー産業」についてのレポート概要が掲載されている。

このダイレクトメールの面白いところはそこではない。このレポートは、基調として「未来年表」というものがあり、それに基づいて各産業別に言及されるのだが、その「未来年表」の一部が抜粋されているところだ。

例えば世界情勢では、各国の情勢が述べられる。それによると、中国は2014年に経済混乱が発生し(もちろん世界的に影響を及ぼす)、2015年に国家が分裂し、連邦共和制に移行するのだという。

他にも「アメリカが2014年に大豆など一部穀物を禁輸」だの、2013年に「ロシアが北方領土問題で進展、日本と平和友好条約を締結」というのもある。

もちろん、国際情勢などどう転ぶかは分からない。永久に溶けないと思われた「鉄のカーテン」がもろくも崩れたのだから、それぐらいの変化はこれからもあり得るのだろうが、それが「いつ頃」とはとても言えないだろうし、だいだいどういう根拠で言っているのだろうか?。

基本的には技術業界レポートなので、そちらの言及が多いが、社会動向として「2015〜2019年」の間に、日本の消費税が15〜20%になるとか、2014年までに課税ID導入される、など、なんとも大胆な予測が並んでいる。

最も、これから進んでいく技術動向に沿った内容もあるので、人工光合成や、人工知能インテリジェント住宅や、デジタル国会図書館などは、確かに実現しそうである。

どこの誰がこんなのを主幹で作ったのか、といえば、ちゃんとその人が掲載されている。結果的に、その人をどう評価するか、によってこれの信憑性が変わってくるのだろう。もちろん当てにせずに「参考にする程度」なら、十分役に立つのではないかと思う。

どうですか?。未来に興味がありますか?。こんな本が売られているなんて凄いことですよね。もし興味があったら、是非買ってみて下さい。エレクトロニクス、自動車、エネルギー、それぞれ一冊210,000円です。

未来が見られるなら、安いモンですよ。私は買いませんが。