でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

テロに巻き込まれそうな癖

人が集まる公共の所には、テロ対策として「不審物には触らないで下さい」みたいな掲示がしてあるところがある。私が通勤で使う名鉄電車にもそういう掲示がしてある。

曰く「不審物を見つけたら、『触らない』『開けない』『嗅がない』」といったものだ。ところが、この中に自分には守れないものがある。それは最後の「嗅がない」というものだ。

人間の五感のうち「臭覚」というものはオフィスの仕事をしているだけならほとんど使わないが、技術職をしていると使うことがある。私の場合は電気電子技術者であるから、機器に電源を投入した時に異常がないかどうかは、ランプが付くかどうかとか、モーターが動くかどうか、などの他に「臭い」で判断することがある。

電気というのはランプなど点灯させるようになっていない限りは、目に見えないものだ。ただし、異常が発生した時は、どこかが焼けたりして「臭い」になって現れることが多い。なので、正常かどうかを判断する時に、見て、聞いて、触って(うかつには触れないが)の他に「嗅ぐ」動作を必ず使う。

これは習性というか、体に深く刻み込まれている。何かを調べる時には、臭いそうか否かに関わらず、反射的に鼻をクンクンさせてしまう。もし薬物テロだったら、わざわざ危険に身をさらしてしまう原因となりそうなのだ。

ということで、オウム真理教みたいな薬物テロが現れないように祈るばかりである。

ちなみに、この「鼻クンクン」は、実は、臭った時にはすでに「壊れている」ということしか検出できない。そういう意味では、身についてはいるがあまり役に立つものではなかったりする (^^;。