今朝の中日新聞社会面を開いて心底驚いた。プロの登山家、田辺治氏の遭難記事が載っていたからだ。田辺氏といえば慎重な登山で知られる。ローツェ峰南壁冬季完登の時は、一度断念して別の年に再挑戦しての快挙だったと思う。
特に知りあいというわけではない。以前、氏は愛知のあつた労山にも所属していて、同じ労山関係山岳会所属だった縁で何度か見かけたことがある。海外登山の壮行会に押しかけてサインをもらったりしただけの、ただのミーハーというかファンでしかない。
それでも、名古屋出身の日本一の登山家！という意識で、いつも応援していた。慎重さがまたファン意識を高めていたように思う。
それがネパールで雪崩遭難とは・・・。雪崩はそれなりに予測できるが、人間の予測の範囲外でも起きる自然現象、という認識がある。もちろん日本の雪崩状況とネパールとは違うだろうが、経験の豊富な田辺さんでも防げなかったとは。
今は無事を祈るしかない。一刻も早く救助されることを願う。
