でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

月と雷

帰りがけ、「今日あたり満月かな?」と思えるほど、丸い月が上がっていた。地球と月の距離が離れているので、今年一番小さい満月になる、という報道があったように思うが、見ただけではよく分からない。

月を右手に見ながら、北に向かって歩くと、空が一瞬チカチカした。「お、雷か?」と思って見あげると、また光った。雷鳴はまだ聞こえないナー、と考えているうちにさらにまた光る。どうやら雲の中で光っているだけで、ずいぶん上空らしい。結局雷鳴が聞こえなかったので、遠くでもあるのだろう。

見ていると盛んに光るが、いずれも上空だ。地上まで降りてこずに、雲の間だけで光る。「上空に寒気が流れ込んでいるんだろうなー。あれが降りてこないかな」と思いながら歩く。ビルの後ろで光ったりすると、ビル影が上空に浮かび上がり、結構おどろおどろしい。

見ているうちに「月を背に雷が光らないかしら?」と思って東の空を見ると、そちらには霞が漂っているだけで、雷は起きそうにない。よく考えると、雲があったら月が隠れてしまうわけで、無理な話だ。でも今日の雷雲は、空一面を覆うような物ではなく、またそんなに濃くは見えない。方角によっては、ぼんやり霞む月の前を稲妻が走るところが見えるのかもしれない。

家に帰ってしばらくすると、どうやら地表にも寒気が降りてきたようで、風が少し涼しい。「これだ。これ、これですよ!」などとつぶやきながら、窓から入る涼しい風に当たっているところだ。