昨晩は、12時ちょっと前に、サイレンの音で起こされた。消防車が何台も走っている。こちらに向かって走っていたものの、通り過ぎていったのはドップラー効果で分かったが、それほど遠くに行ったわけではない。
「なんやろー。気になる」と思ったので起きて南の方を眺めてみるが、特に異変はない。次に東を眺めた。黒い煙が上がって、下の方が赤く照らされているのが目に入った。
「うゎっ。本当に火事だ」と驚いた。炎が直接見えるわけではないが、煙と明かりは目に飛び込んでくる。距離感がつかめず、すぐ近くにも思えるが、消火作業や人のざわめきが聞こえるわけではない。煙の匂いなども漂っては来ない。
煙も明かりも見えるが、近くではないのは確かだ。我が家に延焼してくる可能性はなさそうだ。しばらくしてから布団に戻ったが、その後も走ってくる消防車の音を聞くと、心穏やかでは居られない。
翌朝の新聞に記事が載っていた。思ったより遠いところだったが、加納には違いない。死者や負傷者がいなかったことが幸いだが、住んでいた老夫婦の気持ちを思うと、気の毒でならない。
以前一宮に住んでいたときは、アパートのわずか100m先で火事が発生したときがある。野次馬どころかこちらに火の粉が来ないかどうか、見ていた覚えがある。岐阜に移ってからは、通勤時に前面にあがったキノコ雲が、実は火事だった、ということがあった http://d.hatena.ne.jp/assoman/20080930/1222788163 。
今回の火事の原因は知らないが、もし放火なら全くやるせない。ただ、放火も家の周りを綺麗に片付けておくことで防ぐことが出来るという(防ぐ、というより自宅が狙われないようにするのだと思うが)、人ごとだとは思わず、注意と対策を怠らないことが必要だと思う。