でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

アシナガバチ

家の軒先にアシナガバチが巣を作ってしまった。気づいたのは3日ほど前だったが、昨日見てみると、成虫が7〜8匹ほど集まっている。巣はすでに7〜8センチほどのサイズで、幼虫が十匹以上いるようだ。

「どうしよう」と家族から相談を受けたが「役所にでも連絡して駆除してもらったら?」と話をしておく。自分で退治するのはちょっと怖い。数年前のキャンプで蜂に刺されたのがトラウマになっているようにも思う。

それでも家族がやいのやいのと言うから見てみると、窓から竹箒か何かをのばせば、たたき落とせそうである。蜂が飛んだら急いで窓を閉めれば良さそうだ。その前に「殺虫剤でも掛けて弱らせれば?」ということで、おそるおそる駆除をすることにした。

小屋を探したら柄の長いモップが見つかったので、これを使う。予行演習でモップをふったり、殺虫剤の噴射具合を確かめてから、いざ本番だ。子供達は窓の中から楽しそうに眺めている。

まず殺虫剤を噴射したら、親バチが飛び散った。「やばい!」と慌てて体を引っ込めて窓を閉める。ドキドキしたが蜂はこちらに向かってこなかったようだ。窓からは直接巣が見えないのだが、蜂が付近を飛んでいる気配はない。子供達にも「蜂飛んどるか?飛んどらへん?!」と窓から確認させる。

どうやら飛んでいないようなので、急いで窓を開けて巣を確認すると、蜂は一匹もいなかった。どうやら殺虫剤で全員飛び散ってしまったようだ。すかさずモップをのばして巣をこそぐように落とした。また急いで窓を閉める。

さらに見ていると、明らかに親バチはいない。巣は窓から見えないところに落ちてしまったので、開けて体を乗り出し、モップで掃くように転がして、犬走りに持ってきた。そこで、モップの先で巣をつぶしてしまった。

その後しばらく見ていたが、まったく親バチは戻ってこないようだった。さすがに復讐に来るほどの賢い知能はなさそうだ。

もうちょっと別の、公園などに巣を作ってくれれば良かったのに。わざわざ人を襲ったりはしない、と知っていても、軒先に蜂がブンブン飛んでいるのはちょっとさけたい。蜂には悪かったが、成仏して欲しい。