今日は、岐阜地区ではあちこちで私立高校の受験日だった。我が家の甚六息子も初めての受験である。
朝は私が車で会場近くまで送っていった。息子と二人で車に乗るなんて久しぶりだし、受験なので「何か話した方がいいんだろうな」と思いながら、自分の受験のことを話す。
ところが、高校受験のことなど全く忘れていて、ほとんど思い出せない。仕方がないので、大学の受験のことをでいろいろ話す。現役の時は会場に暖房が入っていて、ぼーっとしてろくにできなかったこと。私立大学の受験では東京や大阪に行って、帰りはゲームセンターでゲームしまくって帰ったこと。浪人しての生活など、である。
しかし、今のところ息子は「大学を受験するつもりはない」と言っている。私の話も空振りだったかもしれない。
最後に車から降りたときも、「がんばれよー!」って言っちゃいけないのかなぁ、と思い、「じゃあな」なんて言って分かれたのですが、後になって「別に言ってもよかったじゃん!」とか「『成功を祈るぞ!』ぐらいは言えばよかった!」なんていろいろ思い悩んでいました。難しいものですねぇ。
試験が終わって帰ってきていたのには気づかず、ふと見るとこたつでゲームをしています。「あれ、もう帰っとるじゃん。どうだった?」と聞くと「結構できた」という頼もしい返事が返ってきました。
親の心配など、毛ほども役には立たないのかもしれません。