でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

彼岸の墓参り

昨日、今日と天候は今ひとつですが、時折小雨がちらつく中、彼岸恒例の墓参りにいってきました。へばちゃんの実家と私の実家のお墓両方です。そういえば、春の彼岸の墓参りは書きましたね。
http://d.hatena.ne.jp/assoman/20090320/1237549831

へばちゃん実家はお寺が管理する墓地で、小さいですが、私の実家の墓がある墓地は、市営でかなり広大です。入居?(入所?)希望者募集!っていうのもネットで検索するとあって、リクルートの「ドコイク」に掲載されているのも確認しました(笑)。

死んだら「ドコイク」というのももちろん重要ですが、生きている間のデートで「ドコイク」というのも重要です。この古い市営墓地、いろいろなお墓があって、散策しても飽きません。「公園にしてもよいのではないか」「デートコースとしても『あり』では」と思うほどです。

とはいうものの、希望者殺到(デートではなく)に対して市として何かしなければならない!、と判断したのか、ある施策がされていました。古いと思われるお墓に「このお墓の縁故者の方は1年以内に名乗り出て下さい」という主旨のフダが、ひもで掲げられるようになったのです。

どうやら、全然参られていないお墓を、無縁仏として外し、土地を明けたいらしい。

まあ、気持ちは分かるが、「1年以内」というのはちょっと短くないでしょうか?。生活や仕事のために遠方に移転し、そこで一旗揚げたら先祖代々の土地に恩返しする、なんて話は、昔だけではなく今だってあるはずです。

そう考えると「1年参ってないから無縁仏」ってちょっと乱暴では?。私だって、もし実家に誰もいない状態で、仕事で中国に家族全員移住すれば、3〜5年は墓参りできないかも知れません。

無縁仏の墓石は、墓地の片隅に山積みになっています。あそこに積まれるかもしれない(しかも自分がどうともしようがなくなってから)、なんて考えると、私自身も「おちおち死んでもいられないものだ」と思ってしまいます。

自然葬など考える人が増えるはずだわ・・・。