勤務先ではノートパソコンを業務の中心として使っている。どれくらい中心として使っているかというと、全てのメモ書きを紙の「ノート」から「パソコン」に移してしまったぐらいである。つまり会議のメモやら打ち合わせのメモやら、ちょっとした覚え書きなども全てパソコンに打ち込んでいるのである。
そんな風だから、一日の仕事の終わりにはパソコンの電源を切ることになる。今日の仕事の終わりには、漠然と「何か仕事が残っているような気がするのだけれどなー」と思いながら、パソコンのシャットダウン操作を行った。その瞬間、「残った仕事」を思い出してしまった。
「あ、思い出した。あれやらなきゃ!」とあせってももう遅い。パソコンはシャットダウンモードになっている。いろいろなソフトウェアのシャットダウンがなされるので、実際に電源が切れるまで2分ほどかかる。待つしかないのだが、その間に同僚にちょっと話しかけられた。
話をしながらパソコンを再立ち上げする。立ち上げにもまた2〜3分かかるので、その間仕事の話をしながら待つ。無事立ち上がってからメーラー(Outlook)を起動する。これも30秒ほどかかる。その間に「メーラーを立ち上げて何かをするはずだったんだけれど・・・?」と考え出したのだが、何をするつもりだったのかが思い出せない。
「あれ、何だっけ。メーラーに関係していたはずなんだけれど」とは思ったけれど、やっぱりダメだ。メーラーが立ち上がれば、それをきっかけに思い出すだろう、と思って待っていたけれど、立ち上がっても思い出せない。「何だったっけ?、何だったっけ?」と思いながら、直近に来たメールに手がかりがあるかも、と思い読んでみるがわからない。
結局分からず「ま、大した内容ではなかったんだろう」と思い、パソコンをシャットダウンすることにした。メニューからシャットダウンを選んで実行した途端に、再度思い出した!!。
こんな物忘れは初めてだが、起きてしまったことは仕方がない。もしかしてまた立ち上がる頃には忘れているかも、とすかさず近場にあった紙の裏にメモ書きする。ペンもあまり使っていなかったから、手近にあった蛍光ペンでのメモ書きは、さすがにちょっと間が抜けて見える。
「あー、老化の始まりかな〜。それとも頭を使っていないせい?」と思いちょっと落ち込んだが、今のところはまだ笑ってすごせる年でもあるので、このブログに書いて笑い話にすると同時に、自分への戒め(警告?)としておきたい。