でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

サイパンとグアムとテニアン

母が出かけたサイパンとグアムとテニアン島の写真を見せてもらった。

リゾートに行くのではなく観光なので、ビーチにはあまり行かず名所旧跡巡りが主だったようだ。グアムでは横井ケーブルとかいう、潜伏していた横井さんの住居(レプリカ)を見に行くためのケーブルに乗っている。横井さんの住居は本物は別の場所らしいが、そこはかなり山奥で見に行くのは大変なので、レプリカがあるわけだ。

テニアン島は原爆を積んで発進した飛行場跡がある。もちろんサイパンにはもっと戦跡があり、高射砲や破壊された戦車、司令部後などが残っている。慰霊碑もたくさん建っている。政府が建てた物や、民間・個人が建てた物が残る。

そんな中、偶然にも岐阜の部隊を慰霊する石碑があるのを見つけたのだという。写真を見せてもらったが、「岐阜第百三十六聯隊戦没者」と書かれた石碑である(実際の石碑の「聯」の字は略字)。母の叔父(母も叔父も岐阜県出身)がサイパンで戦死しているので、この巡り合わせにはある意味運命を感じたようだ。

サイパンに行く前に、母の兄弟姉妹(私にとっての伯父伯母)から、「サイパンは叔父が亡くなったところだで、そう思って写真とってこなあかんよ」と言われていたらしい。末っ子の母にとっては叔父の思い出はあまり無いようで、ただ兄ちゃん姉ちゃんには未だ頭が上がらない。石碑を見つけられて母もほっとしただろう。

そのうち写真を見せに叔父叔母のところに行くだろう。昔話に花が咲くだろうし、大いに喜ぶことと思う。