でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

振り込め詐欺への逆襲

今朝のNHKニュースで、振り込め詐欺でバイク便を利用したケースに対し、お金を回収する手段として使われたバイク便ライダーに警官が扮し、取りに来た男を逮捕する、というものが流れていた。

最近、振り込め詐欺摘発のために、「騙されている」ふりをして犯人逮捕に結びつけようという動きがあるようだ。これもその一環である。

このやり方は、振り込め詐欺防止に結構役立つかもしれない。振り込め詐欺は元々、「数うちゃ(騙されるやつに)当たる」ということを前提としたものだろう。つまり騙されない人の方が多いわけだ。その「騙されなかった人」達の何割かが「騙されたふり」をして警察に協力することになれば、詐欺電話で「騙される人」に当たる確率と「騙されたふり」の人に当たる確率が一気に逆転するかもしれない。

10人中1人が騙されてる割合だったとしても、騙されない9人のうち1人でも「だまされたふり」に回れば、詐欺犯が電話して「騙せる人に当たる」確率と「騙されたふりに当たる」確率が同じになる。そうなれば振り込め詐欺の前提は破綻する。

まあ実際には、「騙されたふり」の人の安全をどう確保するか、とか、バイク便などの対面で金銭をやりとりするような方法にしか使えない、などの問題点はある。金銭の受け取りには下っ端しか現れない、とか、すぐに新たな手段が現れる、などの有効性に対する懸念もあるだろう。

しかし、振り込め詐欺犯でオリジナルで新しい手法を編み出すような連中は少数で、大半は真似っこではないだろうか?。真似っこを根絶できるだけの威力はあるのではないだろうか?

社会問題にもなっている現象なので、警察には頑張って「だまされたふり」作戦を進めてもらい、どんどん振り込め詐欺を減らしてもらいたいものだ。