数学の話題で思い出したが、以前読んだ「運は確率にまかせなさい」という本に「条件確率」の事例として「モンティ・ホール問題」というのが載っていた。
状況は、
①クイズ番組のショーのような場面。
②司会者と挑戦者がいる。
③挑戦者の前には扉が3枚ある。
④扉の後ろには1カ所だけ賞品が置いてある。
⑤挑戦者は、賞品があると思う扉を一つだけ選ぶことが出来る。
(カンで選ぶ。ヒントはない。もちろん答えは知らない)
⑥司会者は、事前に答えを知っている。
⑦挑戦者が選んだ後、司会者は残り2枚の扉のうち、賞品がない扉を一つだけ開ける。
(二つともない場合はどちらかランダムに一つだけ開ける)
⑧この後、挑戦者は開ける前に選択する扉を「変えても変えなくてもよい」。
という状況で、
「挑戦者は、扉を変える方が有利か?、変えない方が有利か?」
という問題である。
これは私も分からなかった(間違えた)。間違える人が結構いるらしい。正解を聞いて後からじっくり考えると分かるのだが(本の解説は今ひとつ分かりづらいと思う)、最初は、考える手がかりが掴みにくい問題だと思う。
ちなみに、この問題は有名らしく、ウィキペディアにも載っていました。