でーれーすげーげー

岐阜県岐阜市に在住です。ブログ名は、岐阜市近辺の方言で、とても感嘆したときに発する言葉です。

和傘でやっちゃったか?!

岐阜市で生産されている和傘は、この春、日本の伝統工芸として認定されました。継続的に生産され、使われていることなどが伝統工芸と認定される条件としてあったようですが、無事にそこをクリアしたようです。

ということで、六月一日の岐阜市広報で、和傘が伝統工芸として認定されたことが取り上げられました。表紙に和傘が並び、中の1ページを使って和傘のことが記載されています。

しかし、その表紙の和傘が、何か違和感があります。

見ていて「なんだかぁな・・・」と思っていました。思ったより派手な柄で、深みもなく、正直見たことのない柄です。

まあでもこういうのもあるのかな、と思っていたら今日になって「これは中国製の和傘だ」と指摘する人が現れました。

そう言われて改めて調べると、表紙の和傘はすべて骨数が36本です。現在岐阜市で作られている36本骨の和傘は基本、番傘で、飾りを少なくし風にも強い実用性を優先させた傘です。飾りが多かったり和紙が華麗なのは見たことがありません。

装飾を優先させるなら蛇の目傘を使いますが、そちらは骨数44本を基本としてその前後の物が圧倒的で、骨数の少ない物はないと思います。

んー、やっぱり中国製和傘か!

そんなのを堂々と市の広報に載せてしまって困った物だ、と思いましたが、本物を知らなければ見た目で中国製を選んでしまうのは仕方がないかも知れません。

さてどうなるのだろうか・・・。いったん発行した以上、和傘以外にもいろいろと情報が載っているので、回収しない方が良いような気がします。来月か再来月か、見分け方も一緒に載せて再度和傘特集の広報を発行した方が良いと思います。

などと言いながら、面白いからあちこちから今回の「間違い広報」をかき集めています。回収されたら貴重かなぁ(^^;


カラスと酎ハイと濃厚チーズと

今朝、出勤のために名鉄岐阜駅に向かっていたところ、カラスが騒ぎ立てているのに気づきました。

何だろう!と思って見ると、大通りの歩道にカラスが一羽います。どうやら、巣立ち後のカラスが飛び立てずに歩道にとどまっているようです。

この時期カラスが巣立ちで飛び立てないのを、親が「カアカアカアカア」と盛んに独り立ちを促す行動はよくあります。我が家の近くでも毎年発生していて、うちの庭に子ガラスが落ちてしまい親ガラスがカアカアカアカア呼び立てるとか、結構起きます。

あー、そのたぐいだなぁ、と思いながら子ガラスを見ていたら、いきなり頭にガツーンと衝撃がありました。「あ、親ガラスがやったな!」と思い上を見るとカラスが逃げていきます。

「こら~!」っと怒りながら歩いていると第二波が!なんと、オスメスの親が連続して襲ってきたようです。

子ガラスにちょっかい出すつもりもなく眺めていただけだし、過去は飛び立てない子ガラスのために家のベランダにいても追い出さずに、ブドウの実まで与えていた私です。そんな私を攻撃するか!と怒り心頭でしたが、カラスも世代交代しているでしょうから分かるはずもありません。

カラス界には介入できませんね。

その日の夕方、飲みに出かけました。ビールの2杯目を注文したら、お店のお姉さんがビールをつぎながら、「あ、間違えた!。のんでちょ」と茶色ではないグラスの飲み物を渡してくれました。

どうやら、ビールを頼んだのに、間違えて酎ハイをサーバーからついでしまったようです。

「えー、すみません。別に良いのに!」と言いながらも「ありがとうございます!」と言ってもらい受けます。お姉さんはそれで気をよくしたのか、さらにつまみのチーズまでくれました。QBBの濃厚チーズで、よく考えるとお姉さんの私物のようです。

「いやー、こんなにもらえてすみません!」とか言いながら、酎ハイも濃厚チーズもいただきました。

朝はカラスに狙われて、理不尽な攻撃を受けてしまいましたが、帰宅時には飲み屋で便宜を図ってもらえて、いやー、いろいろあったけれど、今日は良い日だったねぇ。

コンサートを聴きに行きました。

昨日、岐阜県羽島市の文化センターにコンサートを聴きに行きました。ウインドアンサンブル岐阜 第16回定期演奏会です。

コンサートの準備が始まって気づいたのは、「バイオリンとかないね~」なのですが、ウインドアンサンブルというのは吹奏楽の形態の1つで、管楽器による合奏というのは後から気づきました(^^;

曲目はイギリスの作曲家のものが前半、後半はアニメやヒーローの曲から演奏されました。休憩も入れて2時間弱、堪能できました。観客は500人ぐらいでしょうか?まだコロナ対策が必要で、一つおきの座席を使うことになっていましたが、まあまあ人が入っていました。

こんなふうにコンサートを聞きに行くようになったきっかけと言えば、一番下の子が高校で吹奏楽部に入ったからでした。高校の定期演奏会に行くと、プログラムの他に各種のコンサートのパンフレットがもらえます。

そういうのを見ると行ってみたくなりますが、なんと言っても「無料」のところが多いのが魅力です。無料といえどもしっかりしたコンサートを聞くことができ、良い思いをしたのがきっかけです。

今回のコンサートもわずか大人一人500円で、たっぷり楽しませてくれました。

コロナ禍でコンサートも大変ですが、工夫しながら質を落とさずに開催していただいて大変ありがたく思います。昨日もいくつかパンフレットをもらえたので、またどこかに行ってみたいと思います。

 

ウメの幹を切りました。

この時期、庭中の木々が生長するので、剪定が必要になります。

ゴールデンウイーク明けには、ツツジコデマリの剪定、その後サザンカ、サクラ、ツゲと続けざまに剪定をします。ササも地面からどんどん伸びてくるので、しょっちゅう切り取っています。

そんな中、最大の難関が我が家のウメです。すでにボウボウに伸びて徒長枝だらけなので、切る必要があります。昨日土曜日、ウメを切ることにしました。

ハシゴに載って徒長枝を中心に切っていきます。しかし、届かないところがある。高い所に伸びている幹は届かないので、毎年長い剪定はさみで切ります。ロング剪定ばさみというもので、手元のレバーを開閉すると先端のはさみが動く、というものです。

しかし、結局はねじったり引きちぎったりしていますし、どうしても残ってしまいます。この幹はもう「切ってしまった方が良いなぁ」と思いながら、冬場に葉が落ちている時期には切るのを怠っていました。

結局、昨日「やっぱりこれは切ろう!」と思い立って、ノコギリを取り出してきました。幹の直径は15cmほど。切るのがすごい大変かと思いきや、疲れるけれど5分ぐらいで切ることが出来ました。

しかし、ノコギリ操作をしながら手で保持することはとても出来ない大きさと重さです。「こっちに倒れるだろうなぁ」と思いながら切り続けて、「そろそろ倒れるかな?」と思っていたらいきなりばったり折れて落ちました。

いやー、結構危険な作業だったかも。やっぱり息子に手伝ってもらった方が良かったかな。

ただ、切ってみたら低くなりスッキリして、手入れしやすくなりました。枝が減ったので来年の春の花は減るかも知れませんが、制御しやすそうです。

過去はウメの実がなり、毎年梅酒の瓶を複数本作れるほど取れました。しかし最近は、アブラムシが大量発生するようになり、実もなりにくくなってしまいました。

それなら、実を取るより、手入れしやすくしてアブラムシの発生を抑えるような世話をしたいと思っていました。太い幹を切ったのはそのためにもちょうど良かったかも知れません。

今までは伸び放題であまり「形を整える」ことは考えていなかったですが、これからはよそのウメを眺めて、扱いやすいウメの木にしていきたいです。

 

私と同じぐらいの年かも!

和傘の作業をする作業台を作った話を書いたが、その作業をする中で我が家にある丸鋸を使って一部の材木を切った。

この丸鋸、いつからあるのか知らないが、私が使うようになったのは大学生ぐらいの時ではないかと思う。元々木造の家で、小屋もあって庭もあり、材木を加工したりすることもあるので、父か祖父が買ったのだろう。叔父かも知れない。

せっかくあるので使うことにして、油を塗って手入れしながら使っていた。とは言え年に数回ぐらいで、最近一番多いのは切った庭木を細かく切断して一般ゴミとして捨てるために切ることである。

あ、ネコ用のキャットタワーを作るためにも役だったかな。

その丸鋸、構造はハンドドリルで、専用台に固定して丸鋸を付ければ丸鋸加工機として使える。材木を滑らすカバーというかテーブルがあり、それを固定するためにネジを使う。丸鋸を付けたり外したりするためにはそのテーブルを外さなければいけなくて、ネジは必ず外すことになる。

しかし、そのネジの頭がちょっとつぶれかかっている。何度もネジを取り外しする中で、堅く閉めすぎたりしてなめてしまったのだろう。まだ大丈夫に思うが、交換した方が良さそうだ。

そこで、ホームセンターに行って新しいのを探そうとした。ネジを外して持っていき、同じ長さの物を買ってくる。M5の平ネジとナベネジなので簡単に選んで持って帰り、念のため元のネジとかみ合わせて見ると・・・

合わんじゃん!

もしかしてインチねじか?!古いネジか!と思って調べると、「旧JISネジ」というのがあるらしい。

再度ホームセンターに行ってみると、ネジを確認するためのサンプルが並んだ専用台がある。合わせてみると、果たして旧JISのM5ネジだった。

売っているのか?。店では旧JISネジも売っていたが、いかんせん種類が少ないため、私の欲しい長さのネジはなかった。じゃあ、ということでネットで探してみたら、欲しいサイズが見つかった。ちょっと高いが仕方がない。

ところで、旧JISネジの歴史を調べると、1965年に新JISが導入され、1968年に旧JISネジは廃止されたらしい。

と言うことは、この丸鋸、同じぐらいの年かなぁ。

まだまだしっかり使えるので、これからもよろしくお願いいたします。

和傘作業台を作りました。

我が家には和傘が数本あります。番傘と蛇の目傘ですが、蛇の目傘の場合、内側の小骨には小さい穴が空いていて装飾と補強を兼ねて糸が通してあります。
 

かがり糸
かがり糸というのですが、これがほどけてきたのがあるので、自分で直してみよう!と思い立ちました。かがり糸を通して装飾する作業は「かがり」と呼ばれますが、材料としては糸があればよく、道具としては縫い針さえあれば出来ます。
ただ、和傘を開いたまま固定する必要があります。固定しっぱなしではダメで、柄を中心に回転させる必要もあります。時々回転させるのではなく、糸を通しながらどんどん回していくのです。
最も簡単にやるなら、和傘の柄が通るパイプを用意し、そのパイプを机に水平において、そこに開いた和傘の柄を通しておく、という手があります。しかし、高さや向きは調整しにくいです。
職人さんはどうやっているのかというと、柄の先端(手元側)と柄の真ん中でハジキ(傘を開いたときにしぼまないように止める金具)の手前あたりで受ける作業台を使って和傘を斜め差しにして、その台に座って作業をされます。
 

一番簡単なパイプを使う方法でも良いですが、自分の体型に合わなかったりすると、無理な姿勢が続いて腰痛を起こしそうです。素人なので職人さんほどスムーズに出来るはずもないので、時間がかかるとさらに大変なことになってしまいそうです。
じゃあ、まずこれを作ろう!
作業台を用意し、その台の上に板をセットし柱を立てて、という構想でざっくり設計し、材料の木材をホームセンターで買ってきました。カットはホームセンターで依頼したのと、昔から家にある電動ノコギリを使います。電動ドリルはあるけれど木材用ドリル刃と木材用やすりはなかったので新たに購入して、ガリガリ削り、ボルトで組み立てました。
出来たのがこちら!
 

 

和傘の高さ、和傘の角度を変更することが出来ます。思ったよりよい具合に出来上がりました。

台はホームセンターで買った「テーブル」なのですが、足を折りたたんでしまうことが出来ます。その上に傘を載せる柱部分をボルトオンで取り付けることが出来るようになっているので、使用後は外せば別々にしまうことが出来ます。

 

 

大きい物なのでしまうことが出来ないと出しっ放しになって、妻に「じゃま」と言われるので、この点は大切です。狙い通りに出来ました。

さあ、次は糸と針を買ってきましょう。この春に開催された岐阜市歴史博物館での和傘展において、かがりを行った職人さんに使っている糸のことは聞いたので、それを買ってきて、かがりをしてみたいと思います。

和傘とビール三昧のゴールデンウィーク

このゴールデンウィーク

  5/1 椋鳩十記念館での小林旅人さんの和傘展示会を見に行く

  5/3 カマドブリュワリー(瑞浪市)にクラフトビールを飲みに

  5/4 岐阜県博物館で梅村茂一さんの和傘絵付け作品鑑賞

  5/4 岐阜麦酒の店舗YOROKAにビールを飲みに

  5/5 岐阜歴史博物館で原多鶴さんのかがり実演を見に

  5/7 和傘かがりをするための作業台材料を買いにビバホームへ。

  5/8 作業台作りのため木材加工作業(継続中)

ということで、和傘とビールのためにほとんどの時間を使いました。

和傘のかがりというのは、傘を差したときに見える子骨の糸穴に補強と装飾をかねて糸を通すことや、その飾りのことです。

和傘を作るにはいろいろな工程を経るわけですが、このかがりは材料や道具についてはそれほど特殊な物はなく、がんばれば自分でも出来そうな物です。

とはいえ、作業をしやすいように和傘を固定する方法は工夫しないといけません。一般的には専用台があって、和傘の傘柄を水平に近くに固定し、なおかつ回転も自由に出来るようになっています。回転はできないとかがりは出来ないので、この「固定」は結構重要で、工夫が必要なところです。

台さえあればなんとかなるのでは・・・と考え、このGW後半に準備してきました。今日、木材を加工するなどし、だいぶ工程が進みました。本当は柱を立てるところまで行きたかったですが、ちょっと無理でした。

でも、木材加工は完了し、あとは柱を立てて調整するだけになりました。来週には出来るでしょうか? あ、来週は忙しいか・・・。再来週かな?

 

通行止めに巻き込まれました。

今日、長野県飯田市で和傘の保存活動をされている方が、展示会を行っているので車で行ってきました。

帰り道、中央高速を走っている途中、屏風山パーキングエリアで休んでいると、下り線を救急車や消防車が走って行きました。何だろう?と思っていたらパーキングエリアにパトカーが来て「瑞浪方面、事故のために通行止めになりました!」とマイクで叫びながら移動していきました。

どうやら、この先の瑞浪インター付近で事故があり通行止めになってしまったようです。そう聞いてから道路を見ると、下り線は全く車が走って来ないことに気づきました。また、パーキングエリアに寄る直前、恵那IC-瑞浪IC間で事故、という電光掲示がされていたことを思い出しました。

「パーキングエリアにいる時に知って良かった!」と思いました。寄らずに先に進んでしまっていたら、車中で通行止めにあったでしょうし、もっと手前だったら、恵那山ICで降ろされることになったでしょうし、その前や降りた後は大渋滞になったでしょう。

通行止めが解除されるまではどうしようもないので、社外に出て何か食べたり、コーヒーを飲んだりして過ごします。その間にも救急車や、高速道路緊急車両が走っていきました。

車に戻って、シートを平らにして足を伸ばて座っていました。スマホを触りながら見ていましたが、ウクライナや知床の遊覧船遭難ニュースを見ると、せめてこの事故では人が亡くなったりしていないと良いのだが・・・と思わずにいられなくなりました。

事故の詳細情報はまだニュースとして流れてこないうちに、2時間ほどで通れるようになりました。とはいえ一車線しか通れない状態で、先に進んでしまい路上で待機することになった車もいっぱいいたと思われるので、しばらくのろのろ運転で進みました。事故現場付近では、すでに事故車などは撤去され、跡が分からないぐらいになっていました。

幸い、死者はいなかった、というのは後になってニュースで知りました。ちょっとほっとしています。通行止めには巻き込まれたけれど、誰も死ななかったのならよかった、という気持ちでいます。

シャクナゲが咲きました。

シャクナゲと言えば、山で咲く樹木で、春先に山の中で出会うとほっとするような美しい花です。

ただ、我が家の庭にもなぜかシャクナゲがあります。実際には園芸種のシャクナゲもあるのでしょう。

それがこの春、大きな花を咲かせました。

毎年は咲きません。調べたら一昨年、2020年に咲いていました。

assoman.hatenablog.com

その前は2016年らしいので、咲かない年が続くこともあるようです。山の木なので、そんなに成長が良いわけではないから、毎年は咲かないのかも知れません。ただ町中ですので、肥料を適切に与えれば、成長して毎年花を咲かせてくれるかも知れません。

まずは花が終わったら追肥をすることにします。

ぼーっとする平日

昨年度まで、かなり忙しい生活でした。

2年前からコロナ禍で在宅勤務が増えていましたが、夕方仕事をいったん終わり、食事してからまた仕事、22時過ぎまで仕事して・・・などとやっていたり、その前で出勤が毎日だったころも、6時半に家を出て8時から仕事で残業して20時過ぎに帰る日が普通でした。

土日は3年前までは仕事はあまりしなくて良かったですが、それ以降昨年までは土日も何か仕事をしないと間に合わない状態でした。

技術的な仕事なのでまあ面白いと言えば面白かったのですが。

今年3月ぐらい、そして今年度になり、仕事が減ってきました。大きな仕事の波の隙間に入ったので減ったのもありますが、定年が近づいて仕事をだんだん減らし気味にしているところもあります。

朝8時から仕事を始めれば、定時は午後5時ですが、その時間に仕事が終わることも時々出て来ました。そんなことは以前いつぐらいにあったかなぁ、と考えると思い出せません。そもそも周りに会わせるため、朝8時から午後6時までが「定時」の感覚にすっかりなってしまっていました。

で、平日早く終わって何をするかと言えば、特に何も思い浮かびません。ネットは見ていますが、TVを見るでもなく、ぼーっとしている感じがします。

土日にはいろいろやりたいことが出てくるのですが、平日はぼーっとして、20時過ぎにはもう眠たいぐらい。

せっかく定時で終わるようになったのなら、できた時間をもっと有効に活用すべき!というのが今の社会の「正論」でしょうが、まあ、それを自分に当てはめなくても良いか、と思っています。今まで働き過ぎたから、ちょっとぼーっとした方が良さそうだよね。

しかし実際の所、老眼になって本を読むのがおっくうになったとか、年齢と共に体力が下がっているから、というのが実態かもしれません。

でもいいや。

そのうちまたやりたいことが現れるでしょう。早く眠れるので、朝はより早く起きて、庭仕事をする、ということはやる気が出ているのですよね。

んー、今はそれで十分!

今年の庭づくりの課題は「アブラムシ撲滅」

我が家の庭づくり、ガーデニングとも言うのかもしれませんが、ここ数年、コケを増やして苔庭にするのを目標にしてきました。

最初に「コケを増やすぞ!」と宣言したのが2015年。

assoman.hatenablog.com

コケ庭造りの本を買って読んだら、コケを買ってきて、土に混ぜて敷く、という方法が載っていたので、その通りやってみた物の、2年ほど特に増えてこなかったのですが、3年目、急激にコケが増えてきました。

assoman.hatenablog.comその後、コケの育成のためには、こまめな草取りや落ち葉を取り除くことが大切だと言うことに気づきました。雑草はできるだけ根っこごと取ることも大切です。

そしてここ数年気づいたのは、冬場のケアが大切だということです。落ち葉を徹底的に取り除き、残った雑草も抜いて、やりきったら踏み入れないようにして休ませる。そうすると、早春頃、雑草が伸びてくるより前にコケの緑が増えて来て、広がりが増えて厚みも増してきます。

しかし、昨年、そうやって育てたコケに悪影響を与える事態が発生しました。庭で一番大きい木はウメなのですが、それにびっしりとアブラムシがついたのです。

毎年、アブラムシは多いのですが、昨年は例年以上に大量につきました。そのアブラムシがウメの樹液を吸ってはオシッコをするのですが、ウメの木の下だとそれがこぬか雨のようにシトシトシトシト降り続きました。

ウメの木の下のコケはそれでやられてしまい、枯れるまでは行かなかったのですが成長がストップしてしまいました。

アブラムシと一緒にテントウムシテントウムシの幼虫もたくさん発生しましたが、それでは追いつかないほどアブラムシがはびこり、退治してくれるまでは行きませんでした。

今年はそれは避けたい!

ということで、スプレー式のアブラムシの薬を買ってきてまいてみることにしました。薬と言ってもそれがついた虫がすぐに死んでしまうような、蚊やハエの薬ほどは強くはありません。とは言え体にはなるべくつかないように撒きました。

果たして効果はあるのか?

この初夏、アブラムシとの攻防が我が家では繰り広げられそうです。

こっちもパスワードを変更しました。

変なメールが来たからプロバイダのパスワードを変更した話を先日書きましたが、今日は、別のサービスのパスワードを変更しました。

先日、家電量販店のエディオンにて顧客情報の一部が削除された、という報道がありました。もしかしたら流出したかも知れない、ということでした。

内容はオンラインの登録情報などではなかったようですが、まあ、用心するに越したことはありません。

なので、今日、ログインパスワードを更新しました。

パスワードを更新しようとして、長い物を作って登録しようとしたら「長すぎて登録できません」とのこと。なんと12文字までのパスワードしか登録できません。

自分の場合は20文字前後の長いパスワードを当たり前のように使っているのだけれどなぁ。

仕方がないので短い物にしたら「数字が含まれていません」というエラー表示が・・・。よく読むと

「英字のみ、数字のみのパスワードは設定できません。」

うーん。ダメな方法を記載するのは相手にとってわかりにくい方法なので、「こうしてください」という表記にした方が良いのじゃない?

「半角英数字8文字以上12文字まで」

とも書いてありますが、これで英字のみ・数字のみはダメ、とはちょっとわかりにくいですなぁ。

と文句を言いながらも、パスワード変更は終わりました。

パスワード管理は専用ツールを使うとか、いっそ覚えず毎回「パスワードが分からない方」案内に従う、などの手がありますが、使い回さず、自分だけが分かるルールで作る、というのが私のやり方です。

後は、紙に書いておく!昔は推奨ではなかったですが、今時は現実的な方法ですね。

パスワードを変更しました。

昔からスパムメールはよく届きます。数としては一時期、一日100件以上来ていたこともありますが、最近は一日数件以下となっています。

内容は「アカウントを停止しました!」「パスワードの変更をお願いします!」「ハッカーです!」というものがほとんどです。いずれもこちらの名前は書いてないか、メールアドレスに様を付けただけのような物ばかりです。

しかし、先日、ちょっと変わったスパムメールを受け取りました。ローマ字で自分の名前が宛先として本文に入っています。内容は、あなたの個人情報が漏洩している、というものです。

さすがにこれはただのスパムメールと違うな、と思いました。ただ、内容には自分の名前とメールアドレス以外は何ら具体的な情報はありません。リンク先などもなく、ただメール返信先があるだけです。プロバイダのセキュリティ機能ですでにスパムメールとして分類されています。

おそらくはスパムメールなのでしょう。メールアドレスは、かなり昔、スパムメールがまだあまりなかった頃に使っていた物です。牧歌的なインターネット時代には、メールアドレスに本名を付けて送ったこともよくあったかと思います。その時代の古い情報を元に送ってきた可能性が大きいです。

でもちょっと不気味です。そこで、これを機会に、プロバイダへログインするときのパスワードを更新することにしました。

更新しようとウェブからアクセスすると「変更すると、パソコンまたはモデムの設定を変更する必要があります」という注意書きが書いてあります。ああそうか。モデムではなくWifiルーターにはインターネットに接続するためのパスワードを登録してあったなぁ、と気づきます。

変更するとどこまで影響するのだろうなぁ、とちょっと心配になりましたが、パスワードを変更しました。

さっそくメールが繋がらなくなったので、PCのメーラーのパスワードを変更します。スマホのメールも受信できなくなったので、そちらも更新。ただ、最近はGoogle(私のスマホAndroid)がパスワードを覚えて共有してくれますし、ブラウザも記憶していたりするので、一度変えたらあちこち共有されて、それほど面倒はありませんでした。

次はWifiルーターです。切断するまでは前のパスワードでログインした状態で繋がっているので、それに気づかないと次に接続し直したときに繋がらなくなってしまいます。普段はつないでいないWifiルーターとPCをLANケーブルで直結して、Wifiルータにアクセス。インターネットに接続するためのパスワードを更新してから、電源を切って再度投入します。

果たして、無事にインターネットに接続することができました。

前回変えたときはいつだろう?と考えると、おそらく20年以上、変えていないと思います。元々、複雑なパスワードにしていたのでそんなに心配していないですが、パスワード変更の影響度合いも分かったし、これからは数年に一度ぐらいは変えた方が良いかも知れません。

再度歴史博物館の和傘展に行ってきました。

先々週に見に行った、岐阜市歴史博物館の和傘展ですが、再度行ってきました。本日は、私が和傘関係でいつもお世話になっている方が、傘紙を貼る実演を行う、ということで出かけました。

今日は春の日和を感じるため、妻も一緒に出かけて長良川沿いを歩いたりしてから訪問しました。まあ、春と言うよりはもう初夏の暑さが際立った一日ですが。

まずは和傘展を再度見ます。妻にいろいろ説明していたので、監視係の人が関係者と思われたのか、案内をしてくれました。おまけに「これってどういうことなのですかね?」と質問までされてしまいました。いや、私、単なる和傘ファンなので、そこまではちょっと知りません・・・(^^;。

まあでも、それで、改めて写真撮影をして良い範囲を聞くことができました。書類や紙や過去の写真などは撮影できないけれど、展示されている和傘はショーケースの中の物を含めて、すべて撮影して良いのだとか。

なーんだ。前回遠慮して損した。

ということですが、バシャバシャ写真を撮ったのは、かがりという和傘の内側に絹糸で装飾する部分です。前回の記事に書いた、「46個の間がある和傘にいかにして『五角形』の糸かがりを施すか?」の部分で、

assoman.hatenablog.com

 

しっかり写真を撮ってきました。

マニアではない方が見ても「なんのこっちゃ」ですみません(^^;

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ついでに(展示としては本来こちらがメインですが (^^;;;) 、和傘が一杯展示されているところの写真もアップします。こう並べると、本当にきれいですね。

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さてこちらは、骨数80本という、多くても50本ちょっとの世界で驚異的な骨数の和傘です。一本一本が通常の骨の半分の細さですが、竹、なんですよね。今はこの和傘を作れる人はいません。本当は開いて見たいですが、年代物になってしまったので開いたら壊れそうだし、修理する人も再現する人もいなくて開けないですよね・・・。

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あと、岐阜市で作られていた和傘は、細身に作られているそうです。細くするには竹を細く、紙も薄く、糊は余分に付けてはダメで、細心の技法が必要です。それができたのが岐阜の和傘のすごいところですね。そんな傘を開くとかなり大きい物になり、これがこの細さか!という点には心底驚かされます。

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和傘の傘紙張りの実演は、展示会で一番の見所とあって、常に何人もの人が見ている状態でした。今日張る和傘と同じ柄で、数年前に張って日常使用している和傘も展示されていました。「使用前」「使用後」という感じで比較できるチャンスもなかなかないと思います。そもそも現在、和傘を「普通に雨傘として使う」ということはほとんどないので、実際使ったらどうなのだろう?と言う点を知ってもらうにはちょうど良かったのではないかと思います。

実演される方とその旦那さんといくつか話し、妻にも和傘のことをいろいろ話すことができて充実した一日でした。好きが高じてあれこれ勉強していますが、プロでもなく「ミーハー」な状態は抜け出せません。でも見ているだけで楽しい和傘展、実演もあり、まだ何回か行こうと思います。

なかなかつらいウクライナの現状

ウクライナ情勢で、いろいろ悲惨な状況が入ってきています。ニュースを見るのもつらいところがあります。

ロシアの行為は許しがたいのですが、一方、ロシアが他と比べて特別残虐なのかというとそうではない、という気がします。

ロシアがウクライナに侵攻したことは全く間違っていますが、その結果起きたことは予想できたと言うか、ロシアではなくても、どこの国でも起きる可能性があることでしょう。

侵攻すれば、そこでは、侵攻した側は軍隊しかいませんが、侵攻された側は軍隊の他にも、老若男女の一般人がいて当たり前です。その区別を付けるのは不可能なように思います。侵攻した側は自分が死なないためには、すべてを敵と見なすことでしょう。

侵攻というものは、そのような事態に陥るものに決まっています。その結果残虐なことをしてしまう。どこの国でも同じです。ウクライナが侵攻するつもりだったとかその予兆を見せていたということは全くないですが、ウクライナも他の国に侵攻すれば同じことをするでしょう。それはアメリカでも、そして日本でも同じです。

21世紀最大の戦争犯罪だ、と言われても、残念ながらこんなつらいことは21世紀でも何度も起きているような気がします。アフリカで、シリアで、近いところでは中国やミャンマーでも起きています。ある国が明確に他の主権国家に侵攻した、という事例は少ないのかも知れませんが、内戦や自国内弾圧であっても悲劇としては同じです。

だからといって、ロシアの行為も仕方がないよね、と言うつもりもなく、徹底的に暴いていく必要があると思います。そうすることで、残虐な行為は許される物ではない、ということを国際社会に知らしめていきたいですが、ロシアだから起きたことで自分たちが起こすはずがない、という決めつけが暗黙にあるとすれば、私には腑に落ちないです。

また、新たな悲劇の元となりそうな、弾圧を「徹底的に隠すにはどうしたらよいか?」を考える国が出て来そうです。すでに中国は新疆ウイグル自治区でそれを実践しています。ロシアのウクライナ対応は逆に非常にお粗末なのかも知れません。一方で、この事態を研究してより冷酷な手段を作り出す国もあるかも知れません。

書いていてどんどんつらくなってきましたが、悶々としているだけではより気が滅入りそうなので書きました。願わくばこの事態が早期に解決に向かって欲しいですが、そうは行かないでしょう。ウクライナや近隣諸国を支援する、ロシア経済制裁の反動を堪え忍ぶ、そういったことを、長く、地道に続けて行くのが自分のやるべきことか、と思っています。